積立投資をこれからはじめようとしている人、既に積立投資を始めているけどやり方に悩んでいる人向けに、毎月の積立予算額に合わせたおすすめの積立投資法について考えてみました。
これからの積立投資の参考にして頂ければ嬉しいです。
積立投資って具体的に何を選べばいいの?
結論から言うと、投資信託のインデックスファンドを選ぶことをおすすめします。
投資信託について簡単におさらいすると、
「投資家からお金を集めて、それらをファンドマネージャーが株式や債券に投資・運用をして、運用成果を投資家に分配するという金融商品」です。
そんな金融商品の中の1つであるインデックスファンドは、日経平均やNYダウといったインデックスをベンチマークとして運用していくファンドになります。
(販売手数料が無料)
◆信託報酬といった運用コストが安い
◆世界的な分散投資が簡単にできる
インデックスファンドはベンチマークに連動していくことを目標として運用していくため、市場平均以上の利益は見込めません。
ただ、逆を言えば市場平均は比較的安定して狙っていけるということであり、長期的な投資には最適です。
積立投資の目的は、10年20年といった将来に漠然と不安を持っているからだと思います。
ですので、毎月着実に資産形成をしていくには、投資信託を毎月定額で着実買付していって資産形成をしていくのが一番の近道です。
とした時に、このインデックスファンドは長期投資にとても合っていて、おすすめなわけです
ちなみに、インデックスファンドの他にはアクティブファンドというのがあります。
これは、日経平均やNYダウといったインデックスよりも上回ることを目標として、ファンドマネージャーの裁量で運用していくファンドで、ファンドマネージャーの勘・センス次第で運用成果が決まってきます。
いくらプロとは言え、将来を100%予測することは不可能であり、統計的にもアクティブファンドはインデックスファンドには勝てないと言われていますので、投資初心者向きではないですね。
毎月の掛金別におすすめする投資法
毎月3万円まで
「つみたてNISA+楽天クレジットカード決済」がおすすめです。
つみたてNISAについて簡単におさらいすると、
- 2018年1月からスタートした長期的な積立投資を支援するための非課税制度
- 毎年40万円を上限として一定の条件を満たした投資信託などの商品が購入可能
- 投資した商品から得られる分配金や譲渡益が非課税
というお得な制度で、これを利用しない手はありません。
ここに、楽天証券の「楽天クレジットカード決済」というサービスを利用して、お得に賢く積立投資を行います。
◆毎月5万円までが上限
◆使えるのは楽天クレジットカードのみ
楽天証券では、毎月の掛金をクレジットカードを使って払うことができ、積立額の1%が楽天ポイントとして還元されます。
日経平均の平均利回りが約2%、インデックス投資が3~5%なんて言われますが、楽天クレジットカード決済であれば積立時点で利回り1%が達成できるんですよ。
年間積立額が36万円ですから、3,600円分のポイントが貰えます。
これはめちゃくちゃお得です。
毎月3~5万円まで
つみたてNISAの非課税枠を使い切った上で、iDeCoを始めるべきです。
iDeCoは会社員であれば最大2万3000円まで積立でき、積立額は全額非課税ですので節税対策にもなります。
あくまで一例ですが、
- 年収600万円の会社員
- 毎月2万3,000円を拠出
この条件でシミュレーションすると、年間約5万5,000円もの節税となります。
年間27万6,000円をiDeCoで積立をして、その20%にあたる5万5,000円がかえってくるというのはすごい魅力的ですよね。
iDeCoの3つの節税メリットについての記事です。
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毎月5万円以上
ここまで来たら、まずはつみたてNISAとiDeCoの上限を使い切りましょう。
- つみたてNISA
⇒ 毎月3万3,333円 - iDeCo
⇒ 毎月最大2万3,000円
そして、そこから先はこれまでに紹介してきたお得な制度が無くなってくるので、自分の好きな方法を選んでいくことになります。
- 余った楽天クレジットカード決済の枠を使って、特定口座でインデックスファンドを買う
- 上場投資信託(ETF)を毎月購入して、配当金(インカムゲイン)を狙う
などなど、自分にあった資産運用方法をいろいろチャレンジして、自分だけの投資方法を見つけていくのがよいと思います。
積立金額に見合った方法で、お得に賢く積立投資をしよう
積立投資は長期的目線でコツコツ資産を増やしていくものです。
なので、つみたてNISAやiDeCoをうまく利用して、お得に賢く積立投資をしていきましょう。
なお、今回ご紹介した方法はあくまで数ある投資法の内の1つです。
年齢や年収、家族構成など、人によって合う合わないありますし、そもそも投資方法の正解なんてありません。
もし、唯一無二の正解の投資方法があるのなら、今頃みんな成功していますからね。
以上、積立金額別の積立投資方法のご紹介でした。
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