【iDeCo】3つの節税メリットをシミュレーションしてみた

2019年6月8日投資信託iDeCo

私もついに個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を始めました!

申請してから拠出が始まるまで約2カ月ぐらい掛かりました・・・

iDeCoは国が認めた節税制度で、簡単に言うと個人で運用する年金のことです。

そんなiDeCoですが、3つのタイミングでメリットがあります。

  • 拠出時:拠出額が全額所得控除
  • 運用時:運用利益が全て非課税
  • 受取時:退職所得控除 or 公的年金控除

今回は、これら3つのメリットをシミュレーションしてみました。



スポンサーリンク

拠出時のメリット:全額所得控除

iDeCoは、60歳になるまで毎月一定の金額を拠出(積立)して、そのお金で定期預金だったり、投資信託といった金融商品などで運用していきます。

その拠出した金額が全額所得控除となります。

つまり課税所得金額が下がるということなので、毎月の給料から引かれている所得税・住民税の金額が下がって、節税につながるということです。

これらは確定申告することで、年末調整時にお金が戻ってきます。

会社員なんかは特に節税できるところが少ないので、個人的にはこれがiDeCo最大のメリットだと思います。

将来に備えて毎月積立することができて、しかもその積立したお金は節税につながるとってもお得な制度です。

拠出時の所得控除額のシミュレーション

iDeCoを30歳~60歳までの30年間拠出を続けた場合に節税できる金額について、楽天証券の節税シミュレーションを使ってシミュレーションしてみます。

職業 年齢 年収 掛金 節税額(年間) 節税額(総額)
自営業 30歳 400万円 23,000円 82,800円 2,484,000円
600万円 82,800円 2,484,000円
800万円 91,080円 2,732,400円
会社員
(企業年金なし)
30歳 400万円 23,000円 41,400円 1,242,000円
600万円 55,200円 1,656,000円
800万円 82,800円 2,484,000円
公務員 30歳 400万円 12,000円 21,600円 648,000円
600万円 28,800円 864,000円
800万円 43,200円 1,296,000円

自営業や会社員、公務員といった職業によって毎月の掛金上限が変わります。

  • 公務員の方 12,000円
  • 会社員の方 12,000円~23,000円
  • 自営業の方 68,000円

自営業の方は68,000円まで拠出できて節税の効果も大きいので、フリーランスの方などは特に積極的に利用していきたい制度ですね。



運用時のメリット:運用利益が非課税

iDeCoでは利子や配当、売却益といった運用時の利益が全て非課税となります。

「つみたてNISA」も運用時の利益は非課税となりますが、こちらは期間が20年と決まっています。

一方のiDeCoの場合は60歳までなので、もし30歳から始めたら30年間も運用利益が全て非課税となります。

なので、iDeCoの恩恵を最大限受けたいなら元本保証タイプではなく、投資信託で運用していくことをおすすめします。

運用時の利益シミュレーション

iDeCoを30歳~60歳までの30年間続けた場合の運用利益について、楽天証券の積立かんたんシミュレーションを使ってシミュレーションしてみます。

運用リターンは、インデックスファンドの平均リターンである5.0%で計算してみて、±2.0%の場合についても同様に計算してみました。

積立金 積立期間 リターン 投資元本 運用収益 最終積立金額
68,000円 30年 3.0% 24,480,000円 15,146,108円 39,626,108円
5.0% 32,113,587円 56,593,587円
7.0% 58,478,028円 82,958,028円
23,000円 30年 3.0% 8,280,000円 5,122,948円 13,402,948円
5.0% 10,861,949円 19,141,949円
7.0% 19,779,333円 28,059,333円
12,000円 30年 3.0% 4,320,000円 6,992,843円 2,672,843円
5.0% 5,667,104円 9,987,104円
7.0% 10,319,652円 14,639,652円

複利の効果は凄いですね。

毎月23,000円を利回り5.0%で積立できたとすると、30年後には最終積立金額が投資元本の2倍以上にあたる約1,900万円にもなりました。

もし利回り7.0%で運用できたとすれば、約2,800万円にもなります!

机上の計算ですが、めちゃくちゃ夢が膨らみますね。

運用時の元本割れリスク

よく「元本割れするのが怖くて・・・」といった声が聞こえてきます。

たしかに、投資信託という商品は元本割れするかしないかで言えば、元本割れします。事実、私は今元本割れしています。

相場は上下しますので、良い時もあれば悪い時もあります。

ただ、20年30年といった長期に渡って定額を積立して運用していくことで、その上下を平準化することができます。(=ドルコスト平均法)

また、先に述べたように複利効果で資産は雪だるま式に増えていきますし、毎月の拠出に対する所得控除で約100~200万円も節税できます。

なので元本割れするかもしれませんが、それを上回るメリットのほうが多いです。

むしろ、元本割れのない貯金をしていても、数円・数十円しか利子がつかないので、老後のことを考えるとそっちのほうがよっぽどリスクなのではないかと思います。

私はただ税金を払うくらいなら、iDeCoで節税して積立して将来に備えたほうが安心ですね。

(参考)iDeCoでの売却益って何?

運用利益の説明で、売却益も非課税となると説明しました。

iDeCoは60歳まで引き下ろせないのに何で?と思った方もいるかもしれないので補足します。

iDeCoもスイッチングという方法があって、例えば商品Aを一旦売却して利益を確定し、商品Bに乗り換えるといったことができるんです。

相場の状況によって、運用利益はやっぱり上下します。

60歳の受取時に運用利益が最大になっていたら嬉しいのですが、もしかしたら少し下がるかもしれません。

そんな時はこのスイッチングを利用して、利益を確定させてしまうという裏技もあるので覚えておくと良いです。



受取時の控除

iDeCoは60歳になったら今まで積立してきたお金を受け取ることができます。

受取の方法としては、

  • 一括で受け取る方法
  • 分割で受け取る方法
  • 一括+分割のハイブリット方式

の3つがあります。

一括で一時金として受け取る場合

iDeCoを一括で受け取る場合は退職所得として扱われるので退職所得控除が適用されます。

この退職所得控除は、勤続年数によって控除額が変わります。

  • 勤続年数が20年以下
    →控除額 = 40万円 × 勤続年数
  • 勤続年数が20年以上
    →控除額 = 800万円 + 70万円 ×(勤続年数 – 20年)

例えば、大学を卒業して60歳まで働くと勤続年数は38年となるので、退職所得控除額は2,060万円となります。

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」を見てみると、大卒での退職金の平均は1,983万円でした。

なので、もし60歳で退職して会社からの退職金も一緒に受け取るとなると、控除額2,060万円から退職金1,983万円を差し引いた残り87万円が、iDeCoの一時金受取の控除額となります。

iDeCoの金額を1,500万円とすると、1,500万円 – 87万円 = 1413万円となり、これに2分の1した金額約706万円が課税退職所得金額となります。

会社からある程度の額の退職金が受け取れる場合は、iDeCoを一括で受け取るのは得策ではないという結果になりました。

分割で年金として受け取る場合

iDeCoを分割で受け取る場合は、 5年以上20年以下の期間で年金形式で受け取ることになり、これは雑所得として扱われるので公的年金控除が適用となります。

この公的年金控除は、年齢によって控除額が変わります。

  • 65歳未満の場合
    →年金収入が年間70万円以内なら非課税
  • 65歳以上の場合
    →年金収入が年間120万円以内なら非課税

何歳まで生きられるかという問題はありますが、非課税枠に収まるように分割で受け取るようにするのが理想ですね。

受取で損しないためには?

単に一時金として受取を選択すると税金が掛かってしまいますし、逆に全て年金形式で受け取るとなると100歳時代とは言え、自分が生きている間に受け取れないかもとなってしまいます。

では、一時金+年金のハイブリット形式にすればよいかと言われると、一概には言えないかもしれません。

金融庁から老後2,000万円が足りなくなったというニュースもあり、70歳まで定年延長なんていうニュースもあったりと、受取プランを今時点で考えるのは難しいです。

また、将来、法律も変わっていくかもしれませんし。

なので今言えることは、今ある制度を最大限利用して資産を形成しておくことですね。



資産形成にiDeCoの節税効果は大きい

以上、iDeCoの3つのメリットについての紹介でした。

それぞれのメリットについて考えてみると、iDeCoをやらないという選択肢はないのかなと思います。

「毎月貯金ができない・・・」なんて人も、iDeCoは始めてしまえば後は勝手に所定の銀行口座から引き落としされるので、基本ほったらかしでOKです。

楽天証券ならiDeCo口座の管理手数料が0円で始めることができるのでオススメですよ。

スポンサーリンク

2019年6月8日投資信託iDeCo