ETFと投資信託の分配金の違いは?ETFに元本の払い戻しをする特別分配金はある?

今回は、ETFと投資信託の分配金について、どんな違いがあるのかについて調べてみましたので、それを紹介したいと思います。

ETFと投資信託は同じなんて言いますが、毎月分配型の投資信託と分配金を出すETFの違いがよく分からなかったので、今回はそれを調べてまとめてみました。

・投資信託、ETFの分配金の違いについて知りたい人
・これから投資信託やETFに投資をしようとしている人

結論から言うと「ETFの分配金は、投資信託の特別分配金みたいなことはない!」でした。

では、詳しく見ていきましょう。

投資信託の分配金について

ETFの分配金について説明する前に、投資信託の仕組み・分配金について説明します。

投資信託の仕組みを簡単にまとめると、

  1. 投資家からお金を集めて元本を増やす
  2. 集めた元本で株や債券などに投資をする
  3. 運用して収益を上げてファンド純資産を増やす
  4. ファンド純資産から分配金として投資家に還元する

こういった仕組みになっています。

つまり、投資信託の分配金はファンド純資産から支払われることになります。

ファンド純資産は「投資家から集めた元本」と「投資・運用によって得られた収益」の2つで構成されていて、この収益の要素としては、

  • 投資した株や債券から得られる配当や利子といったインカムゲイン
  • その株や債券を売買して得られるキャピタルゲイン
  • 今まで繰り越されてきた利益

基本的にはこの3つで構成されています。

この収益がプラスだった場合、つまり収益部分から支払われるのが普通分配金というもので、正常な状態で何ら問題はありません。

しかし、この収益がゼロ、ないしはマイナスなんかになると、ファンド純資産が元本だけの状態になってきます。この元本を切り崩して支払われるのが特別分配金(元本払戻金)というもので、非常に問題があるものになります。

毎月分配型の投資信託なんかは特に分配金を出すことが目標になっているので、運用成果が出てようか出てまいが関係なく分配金を出すとことになり、特別分配金を出すファンドが多かった印象です。

とらまる
毎月分配型の投資信託はおすすめできないなー

 

ETFの分配金について

ETFは上場投資信託というもので、中身や仕組みは投資信託とほとんど同じです。

但し、分配金の原資が異なります。

分配金原資 投資信託 ETF
インカムゲイン
キャピタルゲイン ×
繰り越し利益

このように、ETFの分配金はインカムゲインと繰り越し利益から支払われます。

投資信託の場合はキャピタルゲインが含まれていましたが、ETFの場合は含まれません。

これは、税法上の特定株式投資信託の要件として、決算期間中の配当や利息から信託報酬などの費用を差し引いた残り全額を投資家に分配しなければならいと法律で定められているからです。

つまり、ETFの場合は配当や利息といったインカムゲインや繰り越し利益といったプラス収益から分配金が支払われるため、投資信託の特別分配金といったようなことは起こりません。

そもそも配当を出さない金や原油といった指標連動するETFの場合は、分配金もゼロとなります。

 

ETFの分配金は、投資信託の特別分配金みたいなことはない!

ETFと投資信託の分配金の違いについてまとめます。

投資信託
◆投資信託の分配金は普通分配金と特別分配金の2種類
◆特別分配金の場合は元本が減っていてマズイ状態
ETF
◆ETFの分配金は配当や利息といったインカムゲインから支払われる
◆投資信託の特別分配金のようなことはETFでは起こらない
毎月分配型の投資信託とETFは違うんだなということが分かりました。

投資の参考になれば幸いです。